文部科学大臣認定「産業数学の先進的・基礎的共同研究拠点」九州大学マス・フォア・インダストリ研究所

Q&A

共同利用研究Q&A

全体

Q1-1:短期共同研究と研究集会の違いは何ですか?

A1-1:研究集会は,研究発表を主とする情報交換や研究交流を通じた研究活動促進の場です.一方,短期共同研究は,特定の研究を進めるために短期間集中して少人数が集まり,実際に議論や計算を行って共同研究を遂行していただくものです.研究発表は参加者間の議論の一環として行われるもので,それが主になりません.

Q1-2:短期共同研究には参加者全員が全日参加しなくてはいけませんか?

A1-2:参加者全員の全日参加がもちろん望ましいですが,特に企業からの参加者が,一週間にわたって参加することは実質的に困難である場合も多いようです.そこで,一部の参加者については開始時のセットアップもしくは最後の総括での参加とするなど,柔軟に考えていただいて結構です.ただし,そのような方が形式的な参加にとどまらず,研究活動に本質的な部分で貢献できるように配慮してください.

Q1-3:短期共同研究を6月に2日間,11月に3日間などというように分割して実施してもよいでしょうか?

A1-3:日程については,予算の許す範囲で分割するなど柔軟に計画を立てていただいて構いません.

Q1-4:今年度,研究計画が採択されましたが,継続して申請することは可能ですか?

A1-4:可能です.例えば,短期研究員制度を利用して萌芽的な研究を開始したとして,研究計画を短期共同研究から研究集会につなげていくことは,研究それ自体や産学連携を進める1つの方法として歓迎されます.ただし,申請時に今年度の研究成果を踏まえ,学術的な面や産学連携の戦略の面で,どのように研究計画を発展させるのか,できるだけ具体的に記述していただくことが望まれます.

Q1-5:オンライン型は,全てをオンラインで行わなければならないのでしょうか?

A1-5:例えば研究集会で,全員がオンラインで参加するわけではなく,一部の研究者がどこかに任意で集まって,それをオンラインで配信するという形態はあり得ると思います.その場合,対面で集まるところに拠点事務が通常の対面型と同様にサポートするかどうかでハイブリッド型とオンライン型の区別をしております.オンライン型では対面での集まりに事務的なサポートを基本的に致しません.また,オンライン型の支援額は,オンライン参加を主とすることから少なめに設定してあります.詳細は,拠点事務にお問い合わせください.

施設(会場)

Q2-1:共同利用研究で使用できる施設はどのようなものがありますか?

A2-1:現在のところ,以下の施設が利用可能です.
・IMIオーディトリアム/IMIコンファレンスルーム
http://www.imi.kyushu-u.ac.jp/pages/joint_research_auditorium.html

その他,より小規模な講演会や打ち合わせなどについては,IMIの他の講義室なども利用できます.
また,【研究集会(I)】では以下の施設も利用可能です.

(1) 稲盛財団記念館稲盛ホール(伊都キャンパス)【〒819-0395 福岡市西区元岡744】
http://shisetsu.jimu.kyushu-u.ac.jp/ippan/saikin/data/H23/ito_guesthouse.pdf

(2) 日本ジョナサン・KS・チョイ文化館 中山ホール【〒819-0395 福岡市西区元岡744】

原則として上記3施設を始めとする伊都キャンパスの施設での開催をお願いしていますが,
状況に応じて,以下の施設なども利用可能です.詳細はIMIの共同利用拠点事務までお問い合わせ下さい.

(3) 九州大学西新プラザ【〒814-0002 福岡市早良区西新2-16-23】
http://nishijinplaza.kyushu-u.ac.jp/

(4) 九州大学産学官連携イノベーションプラザ【〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目8番34号】
場所は http://airimaq.kyushu-u.ac.jp/ja/airimaq/access.phpを参照.

(5) 九州大学博多駅オフィス(JR博多シティ会議室)【〒812-0012 福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ10F】
https://www.jrhakatacity.com/communicationspace/meetingroom/
http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/university/facility/external/hakata/

Q2-2:研究集会(I)は伊都キャンパス以外の九州大学の施設や九州大学以外の施設でも実施可能でしょうか?

A2-2:公募要領に記載しているように,原則として九州大学伊都キャンパスの施設での実施をお願いしていますが,伊都キャンパス以外の九州大学の施設での実施も可能です.また,特段の事情がある場合は,九州大学以外の施設で開催していただくことも可能ですが,他のイベントや学会などとのリンクが必要な場合など,それをお認めするだけの相当の理由がある場合に限ります.九州大学以外の施設で実施する場合,IMIが会場費を負担できない場合もあり得ますので,申請準備の段階で早めに拠点事務にご相談ください.

旅費・謝金

Q3-1:招聘者の旅費や講演謝金などの手続きはどのようにすればよいでしょうか?

A3-1:招聘手続きは九州大学の規則にしたがって行います.旅程や招聘に必要なデータは研究代表者がとりまとめ,拠点事務にお送り下さい.その上で,拠点事務が必要な手続きを致します.詳細は拠点事務にお問い合わせ下さい.

Q3-2:研究集会に至るまでの期間にミーティングの準備や調整の為に生ずる旅費・滞在費は本研究費でカバーされるでしょうか?

A3-2:基本的に,採択されている予算の範囲内で可能ですので,準備に必要な経費も計画に盛り込んで申請していただいて結構です.ただし用務先や用務内容により支出できないケースもあり得ますので,具体的な計画をご検討される際に拠点事務にお問い合わせ下さい.

Q3-3:外国から招聘する方のビザ取得のために招聘状が必要ですが,どのようにすればよいでしょうか?

A3-3:招聘状は原則として研究代表者が作成をして下さい.ただし,IMI所長名の招聘状が必要な場合は発行致しますので,拠点事務にお問い合わせ下さい.

成果報告書

Q4-1:成果報告書の公開ポリシーは?

A4-1:研究終了後に提出していただく成果報告書は,個人情報などに関わる部分を除き,原則として本拠点のウェブページで公開します.ただし,3年間程度を限度として公開を遅らせることができます.

Q4-2:成果報告書は原則として公開するとのことですが,公開前に内容についてIMIの方で何らかのチェックは行われますか?

A4-2:IMIとしては一般的なチェックはしますが,著しい不都合がない限り,そのまま公開をします.学術的な出版物と同様に,一義的には提出者の責任で作成をお願いします.

Q4-3:成果報告書で,論文からの画像などの引用は大丈夫でしょうか?

A4-3:引用については,通常の学術的な出版物で行われるような配慮がなされているならば,問題ありません.

会議録

Q5-1: 会議録の「MIレクチャーノート」や「マス・フォア・インダストリ研究」では査読はありますか?また,論文は和文でもいいでしょうか?

A5-1: 本研究所としては査読を特段要求は致しません.が,研究代表者のご判断で,その号を査読付にすることは可能です.その場合は前書きなどに査読付だということを明記していただければよいと思います.また,論文は和文でも欧文でも構いません.

Q5-2:IMIが出版する「マス・フォア・インダストリ研究」とはどのようなものですか?

A5-2:主に研究集会(II)の会議録の出版を目的としたシリーズで,カラー200ページ程度のオンライン出版物となります.研究集会の後に編集してもよいし,extended abstract を集めて研究集会の前に出版することもできます.

Q5-3:シュプリンガー社が出版する「Mathematics for Industry」シリーズで会議録を出版可能ということですが,どのような条件で,どのような手続きで出版できますか?また,従来の「MIレクチャーノート」での出版とはどう違いますか?

A5-3:まず,「MIレクチャーノート」はIMIの出版物ですが,「Mathematics for Industry」はシュプリンガー社による商業出版物ですので,出版するかどうかは本研究所とシュプリンガー社の間の協議を経て決定します.また,内容は欧文で査読付ということが条件で,商業出版ベースに乗る質の高い会議録であることが必要です.詳細はIMIの共同利用拠点事務までお問い合わせ下さい.また,これまでに出版された書籍はSpringer社のウェブサイト   http://link.springer.com/bookseries/13254  をご覧下さい.

Q5-4:研究集会の会議録は必ず当該年度内に出版しなければならないのでしょうか?

A5-4:原則として当該年度内の出版をお願いしていますが,例えば年度末の2月,3月に実施する研究集会では年度内の出版は困難かも知れません.そのような場合は次年度に出版することも可能ですので,拠点事務にご相談ください.また,研究集会(I)に採択され,会議録をシュプリンガー社の叢書「Mathematics for Industry」で出版する場合は,当該年度内である必要はありません.

短期研究員

Q6-1:短期研究員の経費はどのようなことに使用できますか?研究員に給与は支給されますか?

A6-1:短期研究員が使用可能な経費は原則として本人が使用する旅費と滞在費です.共同利用研究の予算を学生の帯同や他の研究者の招へいに使用することはできませんが,ご自分の研究費で帯同や招へいをすることは差し支えありません.また,研究員に給与は支給されません.

Q6-2:短期研究員は1週間ないし2週間の間,ずっとIMIに滞在し続けなければならないのでしょうか

A6-2:原則として,まとまった期間IMIに滞在して研究活動を行えるように研究計画を立てて下さい.ただし,研究を効果的に実施するために,予算の範囲内で何度かに分けて研究を行っていただいても構いません.IMIや九州大学他部局の研究者と十分に協議して計画を立てて下さい.詳細は,IMIの共同利用拠点事務までお問い合わせ下さい.

Q6-3:短期研究員にはどのような身分が付与されますか?

A6-3:「九州大学マス・フォア・インダストリ研究所短期研究員」の身分を付与します.短期研究員はネットワーク,図書館,電子ジャーナルなど,研究所の研究資源を利用できます.

その他

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